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1997/05/30
Weekend Theater ID:46

お待ちかね、一服の清涼剤。
ご存じ金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


ハードボイルドOL
伊集院 涼子シリーズ

第19回
「決断」

涼子と社長は韓国に向かうべく機上にいた。
韓国、日本、アメリカで構成している
朝鮮半島エネルギー機構に、EUも参加させてほしいと
サー・オッペンハイマーからの申し出でがあった。
社長としては、このプロジェクトが世界規模に
発展するチャンスなのだが、主体である韓国は
政治的コントロールが難しくなると、難色を示した。

韓国の大統領執務室では、金泳三大統領を始め、
エネルギー閣僚と言われているブレーンが揃って
涼子と社長を待っていた。
サー・オッペンハイマーから全権を委任されている
社長はサーを口説いたときと同じ熱意とアイディアで力説し、
じっと目を閉じて聞いていた金大統領に感銘を与えた。
大統領は決断した。
「うむ。君のそのアイディアと情熱を信じよう。」
大統領はしずかに目をあけ言った。
「その条件なら、EUを入れてもイーユー。」






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