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1997/10/31
Weekend Theater ID:68

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。ハードボイルドOL
伊集院 涼子シリーズ

第27回

「狐狩り」

涼子がサーと鮪を食べているとき、社長はアイルランドの
ダブリンで「女難」の鈴木源次と馬上にいた。
社長は彼の誘いで貴族の遊び、「狐狩り」に参加していた。
「源次、いつもこんな贅沢な遊びをしているのか?」
「いや。彼女が参加するときだけさ。」
源次が顎で示した先には、英国の社交界では有名な
億万長者で美女の未亡人、マーガレット・ペネロープの
絵画の様な姿があった。
「おお。あの美しいブルーのロールスロイスから
めったに顔を出さない、ミセス・ペネロープか!」
興奮する社長に源次が言った。
「そう。だが、彼女のロールスは黒だよ。念のため。」
源次の得意そうな笑みにちょっと『かちん』とした社長は
ゆずらなかった。
「何言っているんだ。彼女のロールスはブルーだ!」
源次もゆずらなかった。
「よく知らないくせに!あれは黒だ!」
「何!ブルーだ!」
「ふん!黒だ!」
其の時馬上のふたりの前に、獲物の狐が飛び出してきて、
大きな声で一声。
「コン!」




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