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1998/11/20
Weekend Theater ID:123

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。

霊感刑事 
有栖川 公司
第八回
「まわし」

特務刑事有栖川公司は九州場所の桝席に座っていた。
だが今日は事件ではなく、友人の会社社長小沢の招待だった。
公司は特にひいきがいる訳ではないが、相撲は好きだった。
しかし、この社長には一枚目から応援している大富士海という力士がいた。
大富士海は今場所幕入りを最年少ではたし、その勢いから
「彗星」と呼ばれていた。もちろん小沢は彼の谷町で、
その渾名にあやかり彗星の刺繍の化粧まわしも作ってやった。
ところが8日目の今日まで、まだ一つも白星が無かった。
これで負け越してしまうと、幕下に転落してしまう。正念場だった。
「君の霊感鋭く事件を解決する手腕は聞いているよ。
まあ、無理を承知で頼みなんだが、大富士海が脅されて
八百長でもしてないか調べてくれないだろうか。
どうも立ち会い優勢で勝てる試合も
途中からやる気がなくなったように負けてしまうのだ。
まるで試合放棄してしまうようなのだ・・・。」
公司は答えずに、今始まった幕内の土俵入りに目をやった。
大富士海の化粧回をじっと見詰めていた公司は
右手の人差し指と中指を額に当て目を伏せた。
やがて公司はその指をパチンと鳴らしながら言った。
「いや。調べるまでも無い。私の霊感が働いた。
あのまわしのせいだ。
『ほうき星』
がついてる。」 


The very early morning in 18th November '98,
Joe is about to go out. His Grandma asks,
”Where are you going?”
”To see the shooting stars, Grandma.”
She is very afraid and asks,
”Who are going to be soot? Movie Stars?”





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