1999/01/15
Weekend Theater ID:131
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
ハードボイルドOL
伊集院 涼子シリーズ
第43回
「コードネーム」
緊張した雰囲気の中、涼子は沖縄嘉手納基地にある
司令室のディスプレイの前にいた。
ペンタゴンの要請で北朝鮮に侵入している韓国のエージェントと
暗号通信を行う為だった。すでに涼子はペンタゴンでは有名な存在だった。
重要な暗号通信には無くてはならなくなっていた。
おりしも北朝鮮では2度目の”テポドン”打ち上げがうわさされていた。
涼子もいつになく緊張していた。
「侵入しているエージェントはイリジウムとポケットコンピューターを
組み合わせ情報を送ってくる。」
嘉手納の司令官が言うに合わせたように、涼子のディスプレイに
一報が飛び込んできた。文字化けた記号の羅列は、
涼子のたたくキーに連れ英文に変わっていった。
”北の軍部は新式ミサイルの発射を計画中。航続距離は
テポドンの12倍”
「何だと!」司令官は叫んだ。「世界中を脅威に巻き込む気か!」
「金正日のねらいは何か。ミサイルのコード名は?」
涼子が暗号送信し、返答を待った。
”この発射を世界軍拡への号砲にしたいと話している。
ミサイルのコード名は・・・
ヨーイドン・・・”
※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。