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2000/07/28
Weekend Theater ID:212

おはよ~。

今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
御存じ金曜ホラー劇場。
今週はシリーズ物です。
初めての方の為、
第一回のバックナンバーを
お付けします。
ではまずバックナンバーから。
お楽しみください。

「時間の隙間」
シリーズ ディック・ハワード1

彼、ディック・ハワードは日本で初めて回転寿司に入った。
元来好きな寿司は彼の住んでいるニューヨークでも
良く食べてはいたのだが、さすがに回転寿司は初めてだった。
目の前を流れて行く寿司にちょっと面食らいながらも、
次々に皿を取ったのだが、あいにくとその中には
自分の好物のねたが無かった。
横に座っていたお客が注文するのを見て、
普通の寿司屋のように注文もできるのだと知り
ちょっと安心した彼は、それならばといつもニューヨーク
の寿司屋でやっているように、
自分の好物の日本語名を板前に向かって叫んだ。
「ハマ-チ!」
板前はレジに向かって叫んだ。
「は~い!外人さんおあいそ!」


「時間の隙間」
シリーズ ディック・ハワード7

ディック・ハワードは日本の文化に
もっと触れようと、蕎麦打ちを習った。
彼は自分で打った蕎麦を振るまおうと、
自宅に友人を呼び目の前で打って見せた。
友人達はみな短い時間で上達した彼に
感嘆の声を上げた。
自宅のキッチンは狭いので、
彼は独り分づつ茹で振るまった。
だが先に食べ始めた一人は茹で上がりを
待っている女友達に耳打ちした。
「ちょっと茹で過ぎだな。」
彼女は茹でようとしている
ディックに声を掛けた。
「ディック、かためで茹でてね。」
ディックは茹でている間中
彼女に片目をつぶって見せた。


※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。

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