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2002/05/17
Weekend Theater ID:306



おはよ~。

梅雨寒にはまだ早いですよね。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


「はぁ・・。」
守山郁夫は資料に埋もれた書斎の机に頬杖をつき、
深くため息をついた。やはりどうしてもなぜ
ネアンデルタール人が絶滅したのか自論を結論できないのだ。
大学院の研究室から自宅の書斎に作業場所を移し、
この問題に没頭してすでに20年の時が流れた。
「あなた、入るわよ。」
女房がコーヒーの器を鳴らしながら書斎に入ってきた。
「あらあら、頬杖なんかしちゃって。学生みたい。」
苦労をかけている女房だが、持ち前の明るさは消えた事が
なかった。彼女は大量に溜まったたばこの吸殻を
「ちょっと吸いすぎよ。」とひとりごちながら片付け、
いきなり手鏡を郁夫の顔の前に差し出して言った。
「なやんでるタール人。」


※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。
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