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2002/11/29
Weekend Theater ID:334



おはよ~。

11月も終わってしまいます。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


定年後趣味の無い辰夫は、
どう日々を過ごして良いのか分からず、
趣味を持とうと半ば強制的な気分になっていた。
そんな時、健康診断で知り合った
五島という人物がトレッキングに誘ってくれた。
初めて参加した辰夫は、
木々の間から漏れてくる日差しに香る空気を
胸いっぱい深呼吸した時、『これだ・・・』と思った。
「今度の日曜は、本格的に山にはいろうと
五島さんが誘ってくれた。なんでも、
ある程度装備が必要らしいんだ。肌着も買い替えなきゃ
ならん。綿はだめらしいんだ。汗をかくと乾きにくいからって。
ちょっと、おまえ買ってきてくれんか。綿じゃないやつ。」
辰夫は、すでに趣味を通り越して競技にまで参加している
社交ダンスで忙しい女房に頼んでみた。
「へぇー。変わってるのねぇ。山歩きって・・・。」
腑に落ちない顔をしていた女房だったが、買い物はしてきてくれた。
だがその肌着を見て辰夫は驚いた。
「あれ?これみんな綿じゃないか。しかも、すごく小さい!」
「なによ、それ言われた通りメンじゃないわよ!レディースよ。」


※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。
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