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2018/11/23
Weekend Theater ID:1172

おはよ~。

皆様、勤労感謝いたします。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


「世界はあなたを待っている」
第三回
サイバースパイ

APECでペンス米国副大統領が注意喚起して話題になった
サーバースペースでの知的財産盗難活動が活発している。
ユニバーサルの顧客達からもいくつか被害報告が上がっていた。
西園寺愛は中国出身の技術者、モニカ・チャオとパートナーで
この事態にあたった。
「西園寺君、どう思うかね?」
愛の上司、白土希典が流れるパケットモニターを切り替えながら
話しかけた。
「私とモニカが調べた限りでは国際サイバースパイ,『クラウドホッパー』の仕業
だと思います。『ファイヴアイズ』からもそう報告されています。」
「米国英国等5か国からなる秘密情報共有機構の『ファイヴアイズ』か。
『クラウドホッパー』を調べるしかないな。」
「はい。すでにトラップを仕掛けました。技術で有名な企業名でダミーデータベースを
仕掛けたんです。」
モニカが小さくため息をつきながら言った。
「は。さすがにやることが早い。で?何か釣れたか?」
「ええ。『クラウドホッパー』を主導しているのは中国ですね。」
モニカが残念そうにうつむき加減で答えた。
「ほう。掴んだのか。根拠はなんだ。」
表情がくもったモニカを見て愛がフラットな調子で答えた。
「ベースの命令に漢字のコードがたくさん含まれていました。」
「だが、偽装の可能性もあるだろ?」
「いいえ。通信元のネットスフィアは北京で、北京語のパターンでした。しかもその言い回しが・・。」
愛がそこまで答えると、それを遮るようにきっぱりとモニカが言った。
「間違いなくネイティヴです!だってすごく、かんじが悪い!」






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