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2019/08/02
Weekend Theater ID:1208

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。



「それなら適任がいます!」
中堅イベント会社の部長松永は、張り切って声を上げた。
会社では会社最大のクライアントから、次の商品紹介イベントの
運営監督を任せる人材を求められた。非常に厳しい
クライアントで、監督となるとクライアントからの
無理難題の嵐に耐えなければならない。しかも今回の規模は
社運がかけられていた。
「そんな胆力とリーダーシップのあるやつがいたか?」
社長の剣持は訝しんで松永の言葉をまった。
「ええ。リーダーシップ、胆力、その押しだし、
さらに人を圧倒するその迫力は、社内一です。ただ・・。」
「ただなんだ?」
「物凄くぶしょうなんです。」
「無精ならアシスタントに気の利く人材を
つければ良いだろう。そんなに適任なら会ってみよう。
是非呼びたまえ。」
松永は会議室に内線でその人物を呼んだ。
何か、棒で叩いたような大きな音のノックの音と
と共に、会議室のドアが開いた。
そこには赤備の甲冑を身に着け、長い大刀を佩き、猛々しい
鍬形の兜飾りを光らせ、迫力ある目でぎょろりと睨む
大男が立っていた。
社長が思わずうめいた。
「ほんとだ。武将だ。」



※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。
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