2021/10/08
Weekend Theater ID:1322
おはよ~。
寒露ですね。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
大鳳山神社の巫女、
音香は17歳になった。
神社の鳥居に置かれていた
赤子を、宮司の太明が預かり
育てた。それが音香だった。
太明はその時すでに60歳を超えていたが
周りの手助けもあり、ここまで立派に育てていた。
さすがに最近体力が衰えて来た太明を見て、
音香は少し心配だった。
ある朝、祝詞は太明ではなく、
禰宜の公明が奏上していた。
なんとなくいつもの景色ではない
朝の様子に、音香は少し不安になった。
(宮司様、どこか具合が悪いのかも・・)
音香は出仕の啓文に聞いてみた。
「宮司様は今朝どちらに?」
「ああ、宮司様なら寒川神社に行ったよ。
あそこの境内に寒川医院があるだろ?
今度改築してお社と同じ建物にするんだそうだ。
珍しいので宮司様はその神殿図を見に行ったよ。」
音香はうろたえた声で言った。
「うわぁ、心臓かぁ・・。」
※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。