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2023/12/29
Weekend Theater ID:1438

おはよ~。

今年最後となりました。
本年もお付き合い頂き
誠にありがとうございました。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


消費者金融に務める滝沢は、
代議士の秘書の便利屋から裏金の
マネーロンダリングを頼まれた。
「大丈夫なのか?信用出来るのか?」
心配する部長に滝沢は言った。
「部長、相手はあの有名代議士ですよ?」
「だが実際の相手はその便利屋だろ?」
「しかし、ちょっとは危ない橋も
渡らなきゃ、儲かりませんよ。」
取引は簡単だった。便利屋が持っている
ドラえもん人形(プレミアがついていると
本人が言っていた。)
を1,100万で秘書に売る。滝沢は秘書から
1,000万でそれを買う。最後に便利屋が
滝沢から1,100万で買い戻す。
裏金で仕入れたドラえもん人形(実際は二束三文)
で秘書は帳簿に記載できる実利益を計上できる。
そして滝沢の手には100万が残る手はずだった。
取引は各3日の間隔を置き現金で行われた。
最後に便利屋の乗ってきたベンツで、
きっちり札束が並んだアルミのブリーフケースを受け取った滝沢は
蓋を閉め車を降りた。
事務所に戻り、部長に現金を渡すと滝沢は
意気揚々と言った。
「ね?簡単だったでしょ?」
現金を金庫に仕舞おうとした部長が札束の
帯封を切って叫んだ。
「滝沢!これを見ろ!」
部長が差し出す一万円札を見て滝沢は叫んだ。
「ああ!裏がねぇ!!」



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