2025/01/03
Weekend Theater ID:1491
おはよ~。
あけましておめでとうございます
本年もごひいきの程、よろしくお願いいたします。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
「世界はあなたを待っている。」
西園寺 愛シリーズ
第十八回
「名称」
「この年始、DOCOMOのサーバーがDDos攻撃を受け
一部サービスに不具合が起きている。
我が社のクライアントに被害は無いが、
今後ありうる攻撃での被害を未然に防ぐため、
クライアントのシステムが踏み台に
なる可能性を潰す作業を行ってほしい。
特に社員の意識が低いクライアントには
マルウエアのリスクを良く説明して対策を
促して欲しい。詳細は各部門長より確認を。
私からは以上だ。」
ユニバーサルの副社長、黒田からのビデオメッセージが
AIディスプレイの「オクト」に流れた。
セキュリティ部門長 戸田は愛のチームを
呼び、訓示を与えた。
「我々はセキュリティ部門のエースとして
模範となるよう心してくれ。特に踏み台になる
マルウエアは端末PCが最も感染しやすい。
理由は簡単だ。
端末PCはITの知識が低い一般社員が扱うからだ。
クライアント企業のセキュリティ担当者には
そこを充分に理解してもらい、基本的な対策を
徹底してもらってくれ。」
部長の発言をよそにモニカが愛に小声で耳打ちした。
「『マルウエア』って『malicious(悪意のある)』と
『software(プログラム)』の造語よね?
何か語感がもやっとしてて危険感が無いと思わない?」
戸田が発言を止めてモニカに言った。
「そうだな。モニカ君。尤もだ。ではどんな名前が
良いと思うかね?」
モニカは部長が地獄耳だったことを思い出し、
ちょっとうろたえたが、きっぱり返答した。
「コマルウエア。」
※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。