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2015/10/23
Weekend Theater ID:1011

おはよ~。

霜降ですね。
そろそろ冬支度。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。



エスパー坊主 法然

日ごろ、日常の生活に悟りがあるとした大乗仏教を唱える泰然和尚は、
檀家も多く集まる町会の催しへの参加は積極的だった。

毎年クリスマスには自分がサンタの衣装を着、
共の法然にはトナカイの着くるみを着せて参加したりしていた。

少々破戒僧ぎみではあったが、御師匠様の「日常の生活にある悟り」の
信念から出た行動を、法然は尊敬していた。

しかし、さすがに法然も今回ばかりはちょっとあきれていた。
町会主催のハロウィーン仮装パーティにも参加すると言い出したのだ。

参加は仕方ないとしても、この仮装はいただけない。
法然が与えられたのは、足に本当に重い鉄玉をつけ、
本当に歩くのにも難儀な囚人のゾンビなのだ。

和尚にいたっては坊主頭に大きな鉄斧を刺されたように取り付け、
これまた重そうに首をふらふらさせていた。

「御師匠様、私たち、ちょっとやりすぎではないでしょうか?」

「いや、我慢せい、法然。町会長に仮装について尋ねたら、
『おもいおもいの仮装で』と言っていたのだ。」

「御師匠さま、『おもい』の意味がちがうのでは・・。」


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