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2017/04/28
Weekend Theater ID:1090

おはよ~。

さわやかな連休 になりそうです。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。



霊感刑事
有栖川 公司
「内心」

「なかなかしぶとい男です。だんまりで顔色一つ変えず、
ベテランの取調官も辟易してますよ。奴がもう一人と仲間なのは
間違いないと思うんですが・・。」
有栖川の若いパートナーの大倉は、マジックミラーの内側から
取調室の様子を見ながらあきれたように腕組みをした。
「取調官に仲間が吐いたと言わせてみてくれ。」
公司はおでこに手を当てながら、取調官がそういうのを待った。
「やっぱり眉一つ動かしませんね・・。」
大倉はため息交じりに言った。
食い入るように容疑者の顔を見ていた有栖川は、つぶやくように言った。
「顔が脂ぎっているな・・。」
右手の人差し指と中指を額に当てるとしばらく天を仰ぎ、
大倉に向き直ると言った。
「私の霊感が働いた。内心は必死に表情を隠そうとしている。
間違いなく奴は共犯だ。」
「ええっ!なぜわかるんです!」
大倉が声を上げた。
有栖川は指をパチンと鳴らし、言った。
「顔が皮脂だ。」


※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。
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