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2017/07/28
Weekend Theater ID:1103

おはよ~。

今年は気圧配置的に
猛暑になるそうです。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。



天才的マジシャン、グルー・ラムダフィールドは
その腕を認められ、CIA特殊要員としても裏で活躍していた。
今回の任務は『死の商人バルボ』を破産させる事だった。
バルボはテロ組織に武器を売り、莫大な財産を得ていた。
グルーは発明した『物質転送装置』をバルボに売り込んだ。
「ではバルボ様、転送装置に車を入れてください。」
バルボは言われるまま、グルーがバルボの自宅庭に運び込んだ
ガレージ大の「転送装置」に自ら運転して車を入れた。
(相手はマジシャンだ・・。念のためここに私の指輪を隠しておこう)
バルボは用心深く、座席の下に自分の指輪を置いた。
「私の愛車だ。大丈夫なんだろうな?」
「ご安心ください。傷一つつきません。さあ、用意したヘリで、
私と一緒に転送先へ行きましょう。」
グルーとバルボはグルーが庭先に用意したヘリで近くの島に向かった。
島のヘリポートには、同じガレージが置いてあった。
「私たちがヘリで飛んでいる間に、転送が完了しているはずです。
どうぞ中から愛車を出してください。」
中にはバルボの愛車があり、座席の下の指輪も確かめた
バルボは上機嫌で運転しながら出て来た。
「ラムダフィールド君!素晴らしい!君は天才マジシャンなのは
天才の発明家だからか!で、もっと大きいのは作れるのかね?
戦車が丸ごと転送できるような!」
「バルボ様。もちろんです。お気にいって頂けたなら、
基地にある武装丸ごと転送できるものをお作りします。ただし少々コストが
かかります。しかもいろいろな事情通がオファーしてきていまして・・。
今決めていただけるなら、ほかならぬバルボ様へお譲りしましょう。」
グルーは用意した端末で金額と振込の画面を示した。
「おお・・なるほど良い値段だ。しかし私も勝負師。これが手に入ればどこかの小国
が買えるほどの金額で転売できるだろう。ぜひ私に売ってくれ。」
バルボはグルーが示した端末で全財産を送金した。
「ありがとうございます。バルボ様。」
グルーがそういうと、もくもくと煙のように霧があがった。
「・・・なんだ!どういうことだ!」
霧が晴れるとバルボの周りには車と自宅が戻ってきた。
グルーの姿も装置も無くなっていた。
「バルボ様!」
執事が駆け寄ってきた。
「ラムダフィールド様のマジックショーはいかがでしたか?」
「なに?マジックショーだと?」
「はい。旦那様への余興だと、聞いておりますが。」
「まじ?!くっっしょーっ!!!」






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