2019/07/12
Weekend Theater ID:1205
おはよ~。
寒い7月。
隅田川は花火の準備が
始まってます。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
「おらおら!なんだこりゃ!
スープに楊枝が入ってんじゃねえか!」
「ねえちゃん!どうしてくれんだよ!」
代官山の高級フレンチで、二人の半グレ
らしき男たちが震えるウェイトレスの女性に
汚らしい言葉で難癖をつけていた。
フロアマネージャーがウェイトレスを奥へ下げ、
半グレたちに話しかけた。
「申し訳ありません。しかし当店には楊枝のご用意が
厨房を含めございません。」
「なんだとぉ!俺が仕込んだって言うんかい!
お前じゃ話にならん!店長を呼べ!!」
「申し訳ございません。当店には店長という職は
ございませんで。しかし最高責任者がおります。
呼んでよろしいですか?」
「呼んで来い!」
「本当によろしいんですか?」
フロアマネージャーは真顔で念を押した。
「何念を押してんだ!早く呼んで来い!」
少し顔をこわばらせながらフロアマネージャは
奥へと引き上げた。
しばらくすると、なにやら不気味な笑い声が
響き、目深に黒いパーカのフードをかぶり、
その上からコートを着た男が出てきてテーブル脇に立った。
黒いマスクをしたその顔から見える目は、うつろに
泳いでいた。
「な、なんだお前は!」
男はぎろりと半グレ達をにらむと、突然コート下から
チェーンソーを出し、エンジンをかけた。
肝をつぶした半グレ達は飛び出していきながら
半泣きで叫んだ。
「サイコ責任者だ!!」
※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。