2020/01/24
Weekend Theater ID:1233
おはよ~。
大寒を過ぎました。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
シリーズ
「時間の隙間」
日常の中、突然時間の止まる時があります。
そんな時を集めてみました。
さあ、今週は何秒止まるでしょう。
俊樹と友里は就活で苦労した学生時代以来、
久しぶりに再会した。
「最近の居酒屋は外国人店員が多いね。」
そう言いながら俊樹がボックス席で友里の向かいに座った。
「日本語がそこそこで、オーダー聞き取れない
時もあるよね。」
友里がマフラーを外しながら言い、店内を見渡した。
「そう。だからメニュー指さすのが一番だよね。」
「なるほどね。・・あれ?このメニューに
貼ってある『9』のシールはなにかしら。」
友里はメニューを見ながら不思議そうに言った。
「聞いてみよう。あの!ちょっとすいません!」
名札に「クオン」と書いてあるちょっと浅黒い、
小鼻の広い男が来てハンディ端末を広げた。
「オーダーどうぞー。」
友里がシールを指さして聞いた。
「あの、この『9』って何ですか?」
「それ?品切れ。ナインです。」
※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。