2020/05/01
Weekend Theater ID:1247
おはよ~。
1927年以来、科学が未来を語る事は
出来ないことが分かっているのに。
恐怖で中世のドグマのように
科学を祭り上げようとする輩。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
農業科の生徒たちは、関東の大きな牧場で
研修に臨んでいた。
晴れた初夏の牧場は、青々とした牧草がまぶしく光り、
所々で牛たちが思い思いに寛いでいた。
牧場の柵に用意されたホワイトボードと椅子の周りに
集まっている生徒たちに、引率が声をかけた。
「今日は酪農の専門家に講師に来ていただいている。
・・が、姿が見えないなぁ。ちょっとあのサイロの方で
聞いてくるので、皆はここで待っているように。」
引率はサイロの近くで作業している、真っ黒に日焼けした
体躯のしっかりした男に聞いた。
「あの、すみません。こちらで講師を見かけませんでしたか?」
男は作業を止め、引率をちらりと見ると引率の後ろを指さした。
「もぅ~」
子牛が鳴いた。
※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。