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2020/08/21
Weekend Theater ID:1263

おはよ~。


猛暑。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


森口義男は小学校からの幼馴染な浜口と、職場で同期の
大田原の三人で久しぶりに居酒屋で飲み会をした。
「リモート飲み会も気軽でいいけど、やっぱり
この方が『飲み!』って感じだよな。」
森口はご機嫌だった。
「でもこれさ、この透明プラ板?
まるで家畜に餌な感じで気持ち悪いなぁ。」
繊細な浜口がカウンターに並んだ3人を仕切る透明な
プラ板をこんこんとたたきながら愚痴った。
「まあ、仕方ない。お店はくだらないと思っても
やらないとあきれたクレーマーにSNS暴力
振るわれちゃうから。」
大田原がなだめるように言った。
話題は大田原の抱えている家族との
軋轢吐露になった。浜口が見事に
本質をつくが、やさしく柔らかい
意見で大田原の堅い意地を溶かし、
最後は大田原の涙を誘った。
浜口がトイレに立つと、大田原が森口に言った。
「浜口さんの感情細やかなやさしさ、感激しました。」
浜口が席に戻り、森口が会計を割り勘でと計算するが
割り切れない。そこで端数を切り上げて
1円多く出し合うことしようとなったが、浜口が異を唱えた。
「何で1円多く出さなきゃならんの。」
大田原が小声で森口に言った。
「浜口さん、勘定も細やか。」



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