2021/12/24
Weekend Theater ID:1333
おはよ~。
冬至を過ぎました。
今年もあと一週間です。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
「山の上教会のクリスマスミサ行こうぜ。」
「え?あの古い建物、ちょっと怖くない?
ホラー映画に出てきそうじゃない。」
「いや、結構本格的なカソリックの教会で、
ミサには聖歌隊の讃美歌があるんだって。
コンサートだと思えば楽しそうじゃん。」
「さすが無宗教の考え。ばちあたりめ。」
幼馴染の裕翔と美憂はイブの夜、
丘の上の古い教会へ向かった。
星空を背に、教会の少し古びた
白い壁が、敷き詰められたろうそくの
光をまとい、幻想的に浮かんでいた。
大きな教会のドアをゆっくり開けると、
想像以上の広い空間が開け、
既に大勢の人が静かに座っていた。
大きなステンドクラスを背にした
キリスト像が、燭台の光に
美しく照らされていた。
そのキリストの祭壇の前に、
白い聖歌隊のローブを纏った
3人のおじさんがこちらを向いて
立っていた。
二人は後ろの空いた席に座った。
「裕翔、あれが聖歌隊?3人?
讃美歌って感じじゃないね。」
「しずかに!始まるかも。」
おじさん聖歌隊は深々とお辞儀をした。
3人とも見事なハゲで、燭台の光を
頭頂部が美しく反射した。
美優が小さく叫んだ。
「あっ!さんぴか!!」
※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。