2022/02/11
Weekend Theater ID:1340
おはよ~。
「科学的」とはどういう事を指すのでしょうか。
科学的に表せないから「神」を否定するなら、
自分の「心」や「想念」、「愛」すら否定する事に・・。
まさに屁理屈の多い「キャンセルカルチャー」なのでは。
「紀元節」を「建国記念の日」とした事に思い馳せます。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
ドロクワ・アイゼルベルグは、地味で目立たない中年女性の
変装が得意な、若いが経験のあるエージェントだった。
彼女は欧州対外行動局機関として秘密裡に設けられた
EU情報局局員として欧州委員長の特命を受け行動していた。
数々の武勇伝がある彼女は、驚きと尊敬を込め”Magic"の愛称で呼ば
れていた。
委員長は背もたれに深くもたれ、両手を組みながら言った。
「さて、Magic。今回の指令よ。ロシアとベラルーシの合同演習が行われている
間に、アメリカのネオコンがウクライナ内の親ロ派の都市、マリウポリで
親ロ派を装ったテロを計画している情報を得たわ。」
「プーチンとの約束を無視する今回のNATO東方拡大は、アメリカのネオコンが
武器を輸出の為、どこかに緊張を作りたい為だと言われてますからね。
クリミアの親ロ民への攻撃が侵攻のきっかけになった前回と同じと
いうわけですね。マリウポリで偽旗作戦を起こしそうな連中は
例のロシア国境あたりのフーリガンでしょう。金で動く。で、私に
Xデーを調べて来いというわけですね。」
「ふむ。さすがMagic。読み通りだわ。すでに工作員を潜入させているの。
あなたなら難なくコンタクトできるでしょう?」
委員長はMagicに板チョコを渡した。2枚の薄い板チョコにはフーリガンの
主要メンバーの情報が書かれていた。
Magicは目を通し、少しの間目をつぶると息を吐き、板チョコをバリバリ食べた。
「指令が多くなるとダイエットに困りますわ。」
言いながらMagicは委員長にウインクした。
地味な観光客になったMagicが運転する車は、海岸線の
ポセイドンと言ううらぶれたホテルに着いた。
フーリガンが出入りするバーがあると言われていた。
バーに入るとMagicはカウンターに幹部の男を見つけた。
Magicはわざとバッグの中身を床にばらまいた。
「プリビエ、バラシュニャ。ザボイツエッツァ。」
カウンターにいた幹部の男の隣にいた男がロシア語で話かけながら
ばらまいた中身を拾ってくれた。
男はMagicの持っていた手帳に、EU情報局の隠しエンブレムである
熊のマークを見つけると、そこに紙切れを挟んだ。
「スパシーバ。クラッサーフチェ。」
Magicもロシア語で答えた。
「さてMagic。事前に危機を回避出来たわね。でもなぜ日付がわかったのか
委員会の皆に解説してもらえるかしら。あなたの持ち帰った紙切れには、
多分日本で酒を飲むときに使う陶器?の絵が描かれていたけど・・。
なぜそれが2月14日だと判断したの?」
委員長はその紙を委員会のメンバーに見せた。
そこには『ちょこ』が描かれていた。
※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。