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2023/02/03
Weekend Theater ID:1391

おはよ~。

それは陰謀論だ
という陰謀論。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


信長に呼ばれた明智光秀が
青い顔をして廊下へ出てきた。
信長の悲願である天下統一へ向け、
間もなく重要な中国攻めが始まる。
だれが毛利攻めを申し付かるか。
家臣たちは皆自分たちへの下知次第で
将来の処遇が決まることを思い、
それぞれが緊張して信長のお召を
待っていた。
明智光秀が最初に呼ばれた。
下がってきた光秀に
廊下で正座し待っていた羽柴秀吉が声を掛けた。
「明智殿、殿は何と仰せであったか?お下知は?」
光秀は「ふん!」と鼻を鳴らすと、手をつき
頭をたれている秀吉を無視するように
通り過ぎようとした。秀吉は半身立ち上がって
光秀の袖を取った。
「明智殿!なにとぞお教えくだされ!明智殿!」
「放せ!」
振り払おうとする光秀に秀吉は食い下がった。
「明智殿!明智殿!」
袖を振り払った光秀は「教えん!」と言うと
勢いよく走り去った。不意をつかれ見送る秀吉は
叫んだ。
「あっ!けち~!」



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