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2024/07/19
Weekend Theater ID:1467

おはよ~。

少しだけ顔を傾けた。
世界線が分かれた瞬間でした。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。


記者サエコ7

「裏金」

「今回の裏金事件は、ひと昔前だったら政権転覆する
事件だ。だが世間も『金』に明かして人としての
モラルが薄れている。まあ、『忖度の圧力』で大勢が
おかしいと思いながら製薬会社を儲けさせた例の
事を見ても明らかだな。」
サエコは引退した元「ハゲタカ」と呼ばれた男と
慣れ親しんだバーのカウンターにいた。
「議員同士でもおかしいという声は上がらなかったんで
しょうか。」
疑問を素直に投げるサエコにハゲタカあきれたように言った。
「は。衆議院の半分が・・100人を超える議員がみな犯罪者
かもしれないんだ。だれも声なんか上げられない。」
「だから皆シーンとして時が過ぎるのを待っているのね。」
サエコは諦めたようなため息をついた。
「だが、こんな時こそ声を上げる議員に注目するんだ。
多分メディアも取り上げない、小さな声だ。
有権者がそれを取り上げなければ、国は変わらない。」
「こんな時に声を上げる議員なんているかしら。
そもそも裏金に関わってない議員なんているのかしら。」
「ああ。必ずいる。今声を上げる奴。多分そいつにはうらがねぇ。」



※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。
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