2024/11/15
Weekend Theater ID:1484
おはよ~。
アメリカでは革命的な政権人事案が
トランプにより次々発表されています。
日本にこの政権と渡り合える人材が
はたして・・・。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
菅原は新人刑事の富田と
容疑者と思われる女を見張っていた。
複数の目撃者から容疑者は山手に
豪邸を構える土地の有力者の妻、
幹江だとされたが、誰も顔をはっきり見ていない。
それは間違いなく山手の婦人らしい所作と洋服
で、幹江に当てはまるものだった。
だが、決定的な証拠ではなく、逮捕状申請に
持ち込めない。そこで任意同行を掛けたいのだが
土地の有力者の細君となればそう簡単ではない。
しかも山手の奥様らしく、常に取り巻きが付いていた。
彼らは幹江が一人で出かけるチャンスを狙っていた。
「あ、誰か出てきます・・。幹江じゃないですか?」
二人が張っていた裏口からシャネルのロゴが
これ見よがしに入ったスーツドレスを着て、
大きな帽子を目深にかぶった女が出てきた。
「せんぱい!きっと幹江ですよ!任同かけましょう!」
はやる富田を菅原は掴んで押さえた。
女の動きがおかしい。バッグの鎖の紐を肩に
担ぎ、ドレスの裾を手で引き揚げ、外股でのしのし
歩く姿はとても山手の奥様とは思えないほど下品だった。
菅原は影武者の匂いを感じていた。
手柄を焦る富田は菅原に小声で懇願した。
「先輩!行きましょう!山手の奥様が一人のチャンスですよ!」
菅原は両手で富田を制して言った。
「や、まて!」
※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。