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1999/07/09
Weekend Theater ID:157

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。

ハードボイルドOL
伊集院 涼子シリーズ

第46回

「香料」

涼子は社長と久しぶりに食事をした。
今日は7月7日。涼子の誕生日だった。
「ここのエスニック料理はスパイスが有名なんだそうだ。
実は君にかこつけたが、僕が来たかった店なんだ。」
有名らしいその店は、社長も初めてらしい。
薄暗いその店の、中東とも東南アジアとも取れる内装と調度品は、
独特の雰囲気を作っていた。
茶色い木の大きな器に、青物とサラミのように切ったシーカカバブ
の乗ったサラダが配膳された。別の器に入ったドレッシングを置きながら、
アラブ人らしいその店の店長が言った。
「このドレッシング、スパイスたっぷりね。オイル、ビネガー、それに
36種のスパイスつかってるね。おためしあれ。」
「ほう。」
と言って社長は、そのドレッシングだけちょっとなめたが、
ひどく咳き込んでしまった。
「き、君!こりゃビネガー使いすぎだよ!」
店長は驚いて、自分もそのドレッシングをなめた。
「うっ!スッパイス!」






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