今週もいよいよ週末。一週間お疲れ様でした。忙しい中、一服の清涼剤。御存じ金曜ホラー劇場。今週はシリーズ物です。初めての方の為、第一回のバックナンバーをお付けします。ではまずバックナンバーから。お楽しみください。
「時間の隙間」シリーズ ディック・ハワード1
彼、ディック・ハワードは日本で初めて回転寿司に入った。元来好きな寿司は彼の住んでいるニューヨークでも良く食べてはいたのだが、さすがに回転寿司は初めてだった。目の前を流れて行く寿司にちょっと面食らいながらも、次々に皿を取ったのだが、あいにくとその中には自分の好物のねたが無かった。横に座っていたお客が注文するのを見て、普通の寿司屋のように注文もできるのだと知りちょっと安心した彼は、それならばといつもニューヨークの寿司屋でやっているように、自分の好物の日本語名を板前に向かって叫んだ。「ハマ-チ!」板前はレジに向かって叫んだ。「は~い!外人さんおあいそ!」
「時間の隙間」シリーズ ディック・ハワード7
ディック・ハワードは日本の文化にもっと触れようと、蕎麦打ちを習った。彼は自分で打った蕎麦を振るまおうと、自宅に友人を呼び目の前で打って見せた。友人達はみな短い時間で上達した彼に感嘆の声を上げた。自宅のキッチンは狭いので、彼は独り分づつ茹で振るまった。だが先に食べ始めた一人は茹で上がりを待っている女友達に耳打ちした。「ちょっと茹で過ぎだな。」彼女は茹でようとしているディックに声を掛けた。「ディック、かためで茹でてね。」ディックは茹でている間中彼女に片目をつぶって見せた。 ※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。