2014/05/30
Weekend Theater ID:940
おはよ~。
いよいよ夏ですか・・ね。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
哲夫は長年求めていた名盤、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮の
ベルリン・フィル シベリウス 交響曲第4-7番のレコードを探し
当てた。
うれしさあまって、哲夫はジャケットを眺めつすがめつひとしきり
の末、やっと落ち着くと、レジに座る胡散臭い中古レコード店の店主
へそれを渡した。
「すごいぞ、やっと見つけた。値段を聞くのは怖いけど・・。いくら
?」
店主はジャケットを受け取ると、哲夫とおなじように眺めつすがめつ
した挙句、哲夫を見てにやりとしながら言った。
「千円」
哲夫は躍り上がりたかった。3万・・いや5万は覚悟していた。
「ほ、本当か!」
店主はおもむろにジャケットの封を切ると、レコードが入っている
はずの袋になった両端を手で広げて哲夫に見せた。何も入っていな
かった。
哲夫は唖然として叫んだ。
「空やん!」
※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。