2014/09/28
Weekend Theater ID:956
おはよ~。
9月最終ですね。
さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。
輝義は本因坊との勝負を前に、
今までこの為だけに賭けて来た人生を思った。
小学生で初めて出会った囲碁の世界。
最高位の本因坊を目指す途中での家族の不幸。
そのために一度はあきらめたプロへの道。
やけになり、道を外れて歩いた賭け勝負の裏世界。
そして輝義は荒んだ囲碁と勝負を捨て、
心を入れ替えやっと掴んだ就職と普通の生活。
しかし、やはり忘れられない勝負の世界。
この一戦にすべてを賭けようとまた挑んだ
「素人勝ち抜き戦」
そして今、遂に本因坊との勝負を掴んだ。
輝義は思った。
(これに勝てたら、今の生活を捨て、
また勝負の世界に足を踏み入れる事に
なるかもしれない。)
輝義のこの一分の迷いが白熱した勝負を分けた。
勝った本因坊は輝義の棋風を読み、静かに言った。
「囲碁に賭ける人生は楽しいが、勝負に賭ける人生は苦しい。」
輝義はその言葉に何かつきものが落ちたようにはっとした。
(そうとも・・俺は囲碁じゃなく、勝負を追いかけていたんだ・・。
勝負が先では囲碁が見えないはずだ!!)
「先生!今の言葉、身に沁みました。
いご気をつけます!!」
※実在の人物、団体、事件、商品とは関係ありません。