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2015/01/11
Weekend Theater ID:970

おはよ~。

インフルエンザが流行中。
こんな時はうがい手洗い。
乾燥注意。

さて、今週もいよいよ週末。
一週間お疲れ様でした。
忙しい中、一服の清涼剤。
ご存知、金曜ホラー劇場。
お楽しみください。



道子はずっと寿司職人の父が開いた小さな寿司店で、
幼いころ出て行った母の代わりに父を助けて働いていた。
ある日有名なスタイリストだと言う女性が、何人かのスタッフと
やって来た。彼女が言うには、道子も聞いたことがあるテレビ番組で
働く女性の変身を企画し、その変身候補に道子が選ばれたと言うのだ。
たまたま店に来たプロデューサーが道子を見初めたらしい。
魚河岸の仲買人や職人達の男世界で生きてきた道子は、
おしゃれとは縁遠い場所にいて、とんと無関心だった。
普段はジャージがユニフォームだし、
それ以外は学校の制服がせいぜいだった。
道子を正面に立たせ、そのスタイリストとスタッフは話始めた。
「やっぱりボディーはシャリ感があった方がいいわね。」
それを聞いた道子は、うなずくスタッフを見ながら思った。
(シャリの体?ああ、ゆるキャラのデザインか。さしずめ『おすしちゃん』ね。)
スタイリストは続けた。
「全体的にガーリーにね。」
それを聞いて道子は思わず口にした。
「でもガリじゃぁ寿司とわからない。」



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